プレミアリーグのあれこれ

プレミアリーグを中心にサッカーに関することを雑多にまとめています。

セルヒオと私とラモス

 

Hola! わたなべです。

私にはサッカーを見ている中で特に印象に残っている選手が4人いる。
カカ、イブラヒモヴィッチダビド・シルバ、そしてセルヒオ・ラモスだ。
そのセルヒオ・ラモスレアル・マドリー退団を発表。

私がサッカーを見始めたときにはセルヒオ・ラモスレアル・マドリーの選手だったため、レアル・マドリーとスペイン代表のユニフォームを着ている彼しか知らない。そして他のユニフォームを着ているところを想像できない。
マドリーファンではない私がこれほどのショックなのだから、マドリーサポーターの気持ちは推し量れない。5/19、日本を震撼させた”ガッキーロス”とは比べ物にならないだろう。

 

セルヒオ・ラモスを認識する

 

私がセルヒオ・ラモスを初めて見たのは、2010年南アフリカワールドカップ/スペイン-スイスだった。実況からやたらと聞こえてくる「セルヒオ・ラモス」という人名。ピッチのどの選手かを一致させたら、髪の毛が長い選手だなというのが第一印象。その後、ポジションを確認すると、まさかの右SB。当時、ハイライトでしかサッカーを見ていなかった私には衝撃的だった。右SBってこんなにボール触るんだっけ?あと名前かっこいいな。(ただ、フルネームで呼ばれているだけとは知らずに)11年経った今でも初めてセルヒオ・ラモスを認識した日のことは鮮明に覚えている。

そして4年の月日が流れ、次に見たのは2014年だった。大学に入学した私はチャンピオンズリーグの決勝をリアルタイムで見れることに心を躍らせていた。実家では夜中にテレビを見ることが許されていなかったため、チャンピオンズリーグの決勝は初めてのリアタイだった。そして、皆さんご存じの92分48秒にコーナーキックからヘッドで同点ゴールを叩き込んだ。「すげぇ」とその場で一人呟いていた。最弱の表現で恐縮だが、これ以上の言葉が出てこないぐらい呆気に取られていた。この試合で初めて、サッカーの恐ろしさを体感したかもしれない。

 

セルヒオ・ラモスのユニフォームを手に入れる

 

ある日、友人から深夜に電話があり、「レアルのスタジアムにいるけど、お土産いる?」と聞かれた。迷うことなく、セルヒオ・ラモスのユニフォームをお願いした。帰国後、友人と飲みに行ったときに貰った。と、同時にお金を請求された。頭が真っ白になった。しかし、よく考えると当然だ。大学生が友人へのお土産で14,000円も費やすはずがない。それほど、電話の時は興奮していたのだろう。そして、きっちりと14,000円支払った。当時、ユニフォームをどう扱えばわかっていなかった私は普段は家に飾り、旅行の際にパジャマとして活用していた。そしてたまに洗濯していた。いつまにかエンブレムは剥がれてどこかに消えてしまっていた。(ごめんなさい)現在は家にひっそりと飾っています。

 

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いざ、スペインへ(1)

 

2019年2月ついに私はスペイン行きのチケットを手にした。そう、スペインへの旅行だ。最大の目的はワンダ・メトロ・ポリターノでおこなわれるマドリードダービーだ。前日は長時間の飛行機に備えて徹夜でゲームに務めていた。当日、意気揚々と飛行機に乗り込み、座ると否や、シートベルトを締めて睡眠を開始。エコノミー席にしてはいい睡眠へ入ることができた。そして、3時間ぐらいが経過したときに機内食とともに起こされるのであった。友人に「いまどの辺か、わかる?」と聞いたら、「まだ、成田」と友人は答えた。まだ離陸していなったのだ。というのも東京には珍しい大雪の影響で飛行機の離陸ができない状況だった。機内食が運ばれてから、すぐに離陸できる状況になり、飛行機はロシア(トランジット先)へ。機内食を離陸前に出す必要はあったのだろうかという思いもあったが、とにかく離陸できてよかった。いま考えると、機内食分の重量が離陸に邪魔だったのだろう。飛行中はトランジットに間に合うだろうか、マドリードダービーは見れるのだろうかという不安でいっぱいだった。その後、順調に飛び続け、11時間+3時間の14時間をかけてロシアに到着した。時刻は深夜0時ぐらい。トランジットには間に合わなかった。翌日の7時に出発するマドリード行の飛行機のチケットを用意してもらえた。これでマドリードダービーには間に合う。遅延したことで、航空会社が食事券を用意してくれたのでバーガーキング食事を摂った。とにかくまずかった。そんなことはどうでもいい。おおよそ食べ終わったぐらいだろうか。サッカーでいうと88分ぐらいだ。友人が奇妙なことを言った。「試合の結果出てるで」。私は当然のように無視をした。当たり前だ。14時間も飛行機に乗っていて、疲れていたのだ。そんなくだらない冗談に付き合っている体力はなかった。しかし、友人はやめない。「試合終わってるで」とまたしても、言ってきた。さすがに、私は「疲れているんだ」という自分の気持ちを伝えようと思った。一応差し出されたスマホを見て見ると、そこには見る予定だったマドリードダービーの結果が出ていた。

 

???

 

14秒間の沈黙の後、答えは出た。飛行機を間違えて予約していたのだ。現実を受け入れるのに時間がかかった。というより、受け入れられなった。もう為す術もなく、航空会社に用意してもらったホテルへ行き、次の日の飛行機に備えて、就寝。

 

いざ、スペインへ(2)

 

翌日、起床しスペインへ向けて飛行機に乗り込む。一日たったことで少し気持ちは落ち着いていたし、現実を受け入れられるようになってきた。そして飛行機は遅れることなく、スペインに到着。お昼だったので、ハンバーガーショップへ(バーガーキングではない)食事を待っている間、何気無く右側に視線を移すと、大きなスクリーンで奇妙なポーズをしていたセルヒオ・ラモスが映った。(久々にセルヒオ・ラモスが出てきましたが、この回はセルヒオ・ラモスの回です。)見るはずだったマドリードダービーのレビュー番組を放送していたのだ。しかし、もう落ち込むことはなかった。ビールとハンバーガーを食べ終えると、サンティアゴ・ベルナベウへ向かった。

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サンティアゴ・ベルナベウ



 

セルヒオ・ラモス退団発表

スペイン旅行から2年が経ち、セルヒオ・ラモスが退団を発表した。私は退団会見を見ていないので具体的な中身や会長とセルヒオ・ラモスのやり取りに触れることはない。しかし、セルヒオ・ラモスが16年間でチャンピオンズリーグ3連覇をはじめとする数々のタイトルを獲得してきた記録が消えることはない。そして、マドリディスタだけでなく世界中のフットボールファンの記憶に”セルヒオ・ラモス”は残り続けるだろう。

 

 

おわりに

この文章を書いた次の日に、私が別人になった気持ちで読んでみた。全く意味が分からない文章だ。文章の基本構造である5W1Hがきれいに抜け落ちている。 昨日(when)、自分(who)が、家(where)で、書いたことまでは明確だ。何を(what)書きたいのか、どのように(how)、何のために(why)書きたかったのかは不明である。何度か読み返して、私は楽しめて読めており、自己満足は成立しているのでこの辺で終わりにさせていただきます。貴重なお時間を使い、読んでいただき、ありがとうございました。

それでは、次作「セルヒオ・ラモス レアル・マドリー帰還」でお会いしましょう。adios!!

 

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マドリードダービーチケットの印刷