プレミアリーグのあれこれ

プレミアリーグを中心にサッカーに関することを雑多にまとめています。

21-22シーズン イングリッシュプレミアリーグ開幕直前!

こんばんはKenです。

最近仕事が忙しく中々記事を書く時間がなかったので、久しぶりの投稿になります。

張り切っていきましょう!

 


さあ、いよいよ21-22シーズンの欧州サッカーが始まりますね!

明日朝は早速プレミアリーグの開幕戦、ブレントフォードアーセナルの一戦があります。

昇格組のブレントフォードですが、自分もプレーオフ決勝を見ましたが縦に速く中々面白いサッカーをしていました。特に昨季チャンピオンシップ得点王のイヴァン・トニー選手、この人は昨季2部とはいえ31ゴールを挙げており、プレミアの舞台でもかなり期待感が持てました。

 


対するアーセナルは噂によるとオーバメヤンとラカゼットが共に不在かもしれないとのこと。

いきなり波乱の一戦となるのか、注目です。

 


移籍関連についても少し話しましょう。

今夏もいくつかのビッグディールが発生しましたね!

まずはアストンヴィラ主将のジャック・グリーリッシュが王者マンチェスターシティへ移籍しました。移籍金額は1億ポンドとのことで、英国史上最高額を叩き出しました。

個人的にはヴィラの象徴であったグリーリッシュは移籍せず、ワンクラブマンとして活躍し続けて欲しかったなーと思ったりもします(笑)

 


続いて、ジェイドン・サンチョのマンチェスターユナイテッド移籍ですかね!

かねてから移籍の噂はあったものが今夏に実現しました。グリーンウッド、ラッシュフォードとの若きイングランド人トリデンテなんてものが見られればかなり面白そうですね!

 


あとは、トッテナムサポーターの私としてはハリー・ケインのシティ行きが実現してしまうのか、固唾を飲んで見守っている状況です(笑)

何としてでも阻止して欲しいですが、やむを得ない場合はしっかりシティ様にお金を払って頂き、補強に充てたいですね。。

 


さてさて、今季は観客も戻ってくるということで昨季よりも盛り上がるシーズンになることは間違いなしです!

また週末の夜更かしをする1年が始まりますよー!みなさん、頑張りましょうねー!!

 


最後に独断と偏見、そして希望的観測も含めて順位予想をして終わります!

 


1.マンチェスター・シティ

2.チェルシー

3.リヴァプール

4.トッテナム・ホットスパー

5.マンチェスター・ユナイテッド

6.レスター

7.アストン・ヴィラ

8.リーズ

9.アーセナル

10.エヴァートン

11.ブライトン

12.ウルブズ

13.ウェストハム

14.ノリッジ

15.サウサンプトン

16.クリスタルパレス

17.バーンリー

18.ブレントフォード

19.ニューカッスル

20.ワトフォード

 

 

 

トッテナムがなんとかCL圏に返り咲いて欲しい、そんな思いを込めた順位予想です!

あとは積極補強のノリッジアストンヴィラは面白くなりそうなので、注目して見ようと思います!

 


では皆さん、今シーズンもそれぞれが心に決めたクラブの応援を頑張りましょう!!

EURO2020 イングランドのグループステージ3試合を振り返る

どうも、わたなべです。
今回はEURO2020におけるイングランドのグループステージ3試合の雑感です。

 

 

大会前・メンバー選考

 

・3年前のW杯でベスト4に進出したこともあり、期待値は高め。
・メンバー選考に関しては、アレクサンダー=アーノルドが怪我で招集外になったが、各ポジションで調子のいい選手(スターリングを除く)を揃えたなという感じ。
・グループはクロアチアスコットランドチェコ。悪くない組み合わせ。だが、番狂わせが多い大会なので油断は禁物。3位でも上がれることもある。前回、優勝のポルトガルはグループステージ3引き分けの3位から優勝を果たした。
・グループステージは全てウェンブリーで試合ができるという圧倒的なアドバンテージ。

 

それではさっそく、1戦目から見ていきましょう。 

 

イングランド - クロアチア

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イングランド-クロアチア スタメン

 

開幕戦は是が非でも勝ちたい試合。イングランドは左SBでトリッピアーを置いたこと以外はほぼ順当なスタメン。

 

ビルドアップでは方向性がバラバラだった。とにかく遠くに蹴り飛ばしたいピックフォード、自由気ままなフィードを繰り返すミングス、ショートパスしか認めないストーンズ。ライスは何とか糸口を探すべくポジションを動かすが、その開けたスペースを使う選手もいない。フィリップスが使ってくれたら、もう少しうまくいきそうだったが。

 

攻撃では右サイドではフォーデンが孤立し、見せ場をなかなか見せられない。しかし、左サイドではマウント、スターリング、ケインがポジションチェンジしながらの攻撃は有効的だったように思う。トリッピアーがうまく絡めていたら、厚みのある攻撃になっただろうが、慣れない左SBなので仕方ない。

 

守備は前線からさぼることなく、プレスを敢行。途中から、モドリッチコバチッチの連携、個人技でボールを運ばれるが場面もあったが、中盤もライス、フィリップスやDF陣は強固。

 

試合はフィリップスからのパスをスターリングが決めた得点が決勝点。その一点を守り切って勝利。開幕戦なので内容より結果。難しい試合の中で勝ち切れたのは大きい。

 

 試合結果

 イングランド 0 - 1 クロアチア

  得点:57' ラヒーム・スターリング 

 

イングランド - スコットランド

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イングランド-スコットランド スタメン

世界最古の国際試合であるイングランドvsスコットランド。EURO本大会での対戦は96年以来で、その時はイングランドが勝利している。プレミアリーグでプレーする選手は両チーム合わせて17人とプレミアファンの私も興奮を隠せない試合であった。

 

イングランドは相変わらず、ボールを繋げない。最終ラインから相手の裏へのパスが何回か見られた。スコットランドのラインが高かったので狙っていたのか、ボールを繋げず捨てた結果なのかはわからない。クロアチア戦から改善された点はルーク・ショーが左サイドバックに入ったことで物足りなかった左サイドの攻撃は活性化された。

 

一方で、スコットランドもボールを繋げない。前半早々にマクトミネイがスターリングに捕まりピンチを迎える。攻撃はロバートソンを中心に左サイドからが多め。ロバートソンのクロスはもちろんだが、ロバートソンを追い越してティアニーがクロスを上げる場面もあり迫力があった。決まりそうなチャンスはイングランドよりも多かっただろう。

 

終盤にスコットランドゴール前でわちゃわちゃとしたラグビー感もあり、0‐0ながら楽しめた試合であった。EURO2020における、スコットランドの目標はイングランドに負けないことだったようなので、スコットランドとしては目標を達成できたことになる。イングランドも初戦で勝ち点3を得ているので引き分けは悪くない結果だ。

 

試合結果

イングランド 0 - 0 スコットランド

 

チェコ - イングランド

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マグワイアが復帰、サカとグリーリッシュが今大会初先発。
試合開始前から決勝トーナメントの進出は両チーム決定しており、チェコは勝利か引き分けで、イングランドは勝利でグループ首位通過が決まる。勝ち抜けが決まっているからか、全体的に緩め。最終局面だけ締めたという印象。

 

攻撃では、前半2分にショーの縦パスに反応したスターリングがシュートを放ったが、おしくもポスト。前線に速い選手を揃えるイングランドは、ショーから相手最終ライン背後へのパスは一つの武器になるだろう。前半12分、スターリングのゴールで先制。初戦の得点とは違い、しっかり崩しての得点。起点はサカがビルドアップに降りたところから、アシストはグリーリッシュのクロスからと初先発の二人がいきなり結果を残した。

 

ビルドアップではバラバラだった方向性がショートパスで繋ぐことで統一されたように感じた。過去2試合は遠くに蹴り飛ばしていたピックフォードもショートパスを一つ目の選択肢にビルドアップを開始。チェコのハイプレスに慌てる場面も見られたが、方向性が決まったことはよかったように思う。

 

後半スタートからヘンダーソンがライスに代わり投入される。今大会初出場。フィリップスがアンカーに、前半のフィリップスの位置にヘンダーソンが入った。ライスの疲労ヘンダーソンのコンディション調整の意味合いが大きい交代だろう。ヘンダーソンが加わったことで全フェーズでクオリティがアップ。具体的には低調だったビルドアップや攻撃では孤立しがちな右WGのサポート。足りない部分やうまくいっていない箇所を補ってくれた。コンディションさえ整っているならフィリップスよりヘンダーソンを使いたい活躍。

 

試合はスターリングの先制点が決勝点になり、イングランド勝利で終了。この結果、イングランドが首位、チェコが2位で決勝トーナメントへ。

 

 試合結果

 チェコ 0 - 1 イングランド

  得点:12' ラヒーム・スターリング 

 

全体の感想と決勝トーナメントへ向けて

グループステージは問題なく突破できた。初戦からの課題のビルドアップは改善されつつあるが、組織的にプレスをかけられるとおそらく破綻する。得点が少ないのは少し気になる。ロシアW杯で武器だったセットプレーでいい場面が少ない。セットプレーだけを考えるならストーンズはこのまま使いたいが、疲労が溜まってくると、判断力の低下からプレーが雑になる。なので、どこかでやらかすのではないかと心配している。ケインが本調子ではないと言われているが、徐々にコンディションを上げている。初戦、2戦目のボールタッチが26、19だったのに対し、3戦目では46まで伸ばし、試合に絡めるようになってきている。シュート数こそ少ないままだが、ケインならゴール前でチャンスさえあれば決めるだろうと思っているのであまり心配はしていない。グリーリッシュとマウントのどちらを使うべきかという問題は、正直どちらでもよい。どちらでもそれなりにやってくれるだろう。

 


決勝トーナメントの初戦はグループF/2位通過のドイツ。首位通過でドイツかと思うが、2位通過のチェコはオランダなのであまり変わらない。EUROは決勝トーナメントに入るとどこも強敵ばかり。また、ウェンブリーで戦えるのは1位通過の唯一のメリット。
ドイツはグループステージ3試合で6得点、4失点と攻撃力はあるチームなのでしっかり守って無失点の時間を多くしたいところ。イングランドスターリングを筆頭に焦るとクオリティーが著しく低下するので、追いかける展開にはしたくない。無失点でどれだけ試合を進められるかがポイントだろう。

20/21マンチェスター・シティ 選手振り返り(MF・FW)

どうも、わたなべです。
20/21シーズンのマンチェスター・シティの選手について振り返りの続きです。今回はMF・FW。

GK・DFについての記事はこちらをご覧ください。

 

pl-terminal.hatenablog.com

 

 

 

MF

イルカイ・ギュンドアン

今シーズンのチーム最多の13得点を記録。シーズン前、誰がこのようなことを予測できただろうか?アグエロが怪我やコロナ感染でコンディションが整わないなかで、チームは0トップを採用。シーズン序盤に陥っていた得点力不足を解決してみせた。今シーズンはDF陣やロドリ、フェルナンジーニョが安定して試合に出場していていためアンカーで使われることは少なかった。リーグ戦においてはアンカーとして出場した試合はなかった。しかし、シーズン最終戦となるチャンピオンズリーグ決勝ではアンカー起用されたのであった…

 

ロドリ

マンチェスター・シティに加入してから2年目のシーズン。完全にアンカーはロドリのポジションになったと言っていいだろう。チームが連動している試合はロドリのボール奪取が冴えわたる。逆にチームの連動がうまくいっていない試合はロドリが後手にまわり、縦横無尽にピッチを走らされている。ロドリを見れば、その日のチーム調子が分かるだろう。ペップも相当重宝してていた証として、今シーズンは公式戦61試合中53試合に出場。これはチーム最多試合数だ。さすがに使いすぎではないだろうか。シーズン終盤になるとコンディションも悪くなったのも理解できる。
シーズン途中にはPKを外し続けるチームメートに代わり、PK蹴り見事成功。試合後のインタビューで以下のようにコメントした。

「最近は多くのPK失敗があったから、ちょっとだけ苛立つこともあったんだ。大きな試合ではPKは決めなければならない。だから、チームメイトに『次は僕が蹴る』と言ったんだ。僕がボールを持った時、誰も僕からボールを奪うことはできなかったし、幸いにも決めることができた。勝利が一番大事なんだ。次のPKも確実に僕が蹴るつもりだ」

しかし、残念ながら、2度目のPKを蹴る機会は訪れなかった。

 

ケヴィン・デ・ブライネ

マンチェスター・シティは良くも悪くも予定調和なチームだ。明確なゲームプランの中で試合を支配し、何度も攻撃を繰り返す。どちらかというと攻撃は質よりも量で勝負する。そのチームの中で一人だけ質の違う攻撃を見せ続けた。怪我の影響で稼働日数は少し物足りなかったが、出場すれば理不尽なプレーを連発。プレミアでの出場は25試合に留まったが、12アシストを記録。ほぼ2試合に1アシストの計算になる。
シーズン途中には2025年までの契約延長を発表。

 

フェルナンジーニョ

気が付けば、もう36歳の大ベテラン。今シーズンは休養を十分にもらっていたため、試合に出場すれば高いパフォーマンスを披露。そのまま、チャンピオンズリーグ 準決勝2ndlegでは先発出場を果たす。その試合を無失点、枠内シュート0に抑えたのは、DF陣だけでなく、フェルナンジーニョの働きも大きかっただろう。ディ・マリアへのアクションは必要だったかはわからないが、年齢を感じさせないパフォーマンスを見せた。
最後に、ルベン・ディアスのキャプテンシーが話題になった一年だが、マンチェスター・シティをキャプテンとしては引っ張っていたのはフェルナンジーニョである。詳しくはこの記事をお読みください。

www.theplayerstribune.com

 

 

フィル・フォーデン

10年間、シティの攻撃を牽引してきたダビド・シルバの退団後、ファンからの期待はフォーデンに課せられた。見事にファンの期待に沿う活躍をしたと言っていいだろう。いや、期待以上だったかもしれない。昨シーズンは8得点だったのに対して、今シーズンは16得点を記録。そして、チャンピオンズリーグでは決勝ラウンドすべての試合で先発出場するなど指揮官も全幅の信頼を寄せていた。そして、プレミアリーグの年間最優秀若手選手賞とPFA年間最優秀若手選手賞を獲得するなど順調に階段を上っているだろう。

 

コール・パルマ

チャンピオンズリーグマルセイユ戦でトップチームデビューを果たす。プレミアリーグ2では15試合で11ゴール5アシストの活躍。個人的にすごい期待しているので載せました。

 

FW

ラヒーム・スターリング

残念ながら、控えに降格しました。チームの競争が働いている証拠でしょう。今まではとにかくシュートを外す選手だったが、シュートまでもいけなくなってしまった。ボールを受けてから、何かを考えて、迷ってる。迷っている間に囲まれて奪われる。その繰り返し。シンプルにプレーをできるポジションや役割で試合に出れば少し変わるのではないだろうか。ヘスス・ナバスのように縦勝負を繰り返してたらもう少し結果は出るかも。

 

ガブリエル・ジェズス

うーん。難しい。とにかく評価が難しい。いや、FWはゴール数だということを考えると完全に物足りない。昨シーズンはマドリー戦でヴァランの事故を誘発したり、ラモスを退場させたりとどういう仕事かわからないが、ここぞでチームに貢献していた。今シーズンは数字だけでみるなら、公式戦42試合14ゴール。ほぼフェラン・トーレスと同じ。数字に残らない仕事をしているか?と言われるとしてるとは思う。CFにしては守備もするし、IHの仕事もできる。ただ、ジェズスは9番なのだ。点を取ってなんぼのもんじゃい。来シーズンが勝負の年だと言い続けて何年目になるかわからない。アグエロがいなくなる来シーズンこそ結果が必要になる勝負の年だろう。どれだけの結果を残すか見てやろうじゃないか。

 

セルヒオ・アグエロ

言わずと知れたマンチェスター・シティの大レジェンド。今シーズン序盤は怪我やコロナ感染でなかなか出場できず、シーズン途中には退団が発表された。リーグ最終戦では、途中出場から2得点。有観客のホーム最終戦を最高の形締めくくることができただろうCL決勝でビハインドで投入されたときの興奮は今でも忘れられない。何かやってくれるのではないかという期待が大きくあった。これがエースなんだなあとしみじみ。マンチェスター・シティを応援のきっかけはシルバだが、アグエロ退団のほうが寂しかったりする。
来シーズンからはバルセロナでプレーすることが決まっている。10年ぶりに復帰のラ・リーガで次はどんなゴールを見せてくれるだろうか。

 

ベルナルド・シウバ

稀代の便利屋。プレスでは先頭に立ち、ビルドアップが詰まると最終ラインまで助けに行く。数字に残らない仕事を多く、ボランチをしたり、WGになったりと大忙しのシーズンだった。今シーズンのシティは誰が出場してもそれなりのクオリティを担保できた。それはおそらく、ベルナルド・シウバが様々なポジションや役割を高クオリティでやれたことが大きな要因だろう。シティで最も欠かせない選手。最悪、CBやCFはお金を積めばワールドクラスの選手を獲得できる。しかし、ベルナルド・シウバの替えはマンチェスター・シティといえど、お金では解決できないだろう。

 

フェラン・トーレス

夏にバレンシアから加入。そして、バレンシアマンチェスター・シティの大先輩の背番号21番を引き継ぐこととなった。シーズン序盤は怪我人が多かったこともあり、CFで起用されることもしばしば。本職がいまいちわからないが、慣れないチームで慣れないポジションながら奮闘していたのではないだろうか。いや、奮闘どころか試合に出たら点を決めていた印象。公式戦で36試合13ゴールは十分だろう。シティに加入したFWは2年目に飛躍的な成長を見せるので来シーズン大いに期待したい。

 

リヤド・マフレズ

ようやく結果を出した3年目。加入から2年は得点こそ決めているものの、どこか物足りなかった。おそらく、おそらく大一番での結果が物足りなったのだろう。得点数は1年目から12→13→14と大きく変化はない。しかし、チャンピオンズ・リーグ 準決勝パリ戦では2試合で3得点を記録するなど大一番でしっかりと結果を残し、チームを勝利に導いた。やはり、FWで重要な試合で点を取ってこそですね。

 

リアム・ディラップ

カラバオ杯3回ボ-ンマス戦でトップチームデビューを果たすと、トップチーム初ゴールとなる先制ゴールを決める。プレミアリーグ2では、19試合で21ゴールを奪い、得点王に輝いた。アグエロ退団に伴い、トップチームでの出場も少しずつ増えるかもしれない。

セルヒオと私とラモス

 

Hola! わたなべです。

私にはサッカーを見ている中で特に印象に残っている選手が4人いる。
カカ、イブラヒモヴィッチダビド・シルバ、そしてセルヒオ・ラモスだ。
そのセルヒオ・ラモスレアル・マドリー退団を発表。

私がサッカーを見始めたときにはセルヒオ・ラモスレアル・マドリーの選手だったため、レアル・マドリーとスペイン代表のユニフォームを着ている彼しか知らない。そして他のユニフォームを着ているところを想像できない。
マドリーファンではない私がこれほどのショックなのだから、マドリーサポーターの気持ちは推し量れない。5/19、日本を震撼させた”ガッキーロス”とは比べ物にならないだろう。

 

セルヒオ・ラモスを認識する

 

私がセルヒオ・ラモスを初めて見たのは、2010年南アフリカワールドカップ/スペイン-スイスだった。実況からやたらと聞こえてくる「セルヒオ・ラモス」という人名。ピッチのどの選手かを一致させたら、髪の毛が長い選手だなというのが第一印象。その後、ポジションを確認すると、まさかの右SB。当時、ハイライトでしかサッカーを見ていなかった私には衝撃的だった。右SBってこんなにボール触るんだっけ?あと名前かっこいいな。(ただ、フルネームで呼ばれているだけとは知らずに)11年経った今でも初めてセルヒオ・ラモスを認識した日のことは鮮明に覚えている。

そして4年の月日が流れ、次に見たのは2014年だった。大学に入学した私はチャンピオンズリーグの決勝をリアルタイムで見れることに心を躍らせていた。実家では夜中にテレビを見ることが許されていなかったため、チャンピオンズリーグの決勝は初めてのリアタイだった。そして、皆さんご存じの92分48秒にコーナーキックからヘッドで同点ゴールを叩き込んだ。「すげぇ」とその場で一人呟いていた。最弱の表現で恐縮だが、これ以上の言葉が出てこないぐらい呆気に取られていた。この試合で初めて、サッカーの恐ろしさを体感したかもしれない。

 

セルヒオ・ラモスのユニフォームを手に入れる

 

ある日、友人から深夜に電話があり、「レアルのスタジアムにいるけど、お土産いる?」と聞かれた。迷うことなく、セルヒオ・ラモスのユニフォームをお願いした。帰国後、友人と飲みに行ったときに貰った。と、同時にお金を請求された。頭が真っ白になった。しかし、よく考えると当然だ。大学生が友人へのお土産で14,000円も費やすはずがない。それほど、電話の時は興奮していたのだろう。そして、きっちりと14,000円支払った。当時、ユニフォームをどう扱えばわかっていなかった私は普段は家に飾り、旅行の際にパジャマとして活用していた。そしてたまに洗濯していた。いつまにかエンブレムは剥がれてどこかに消えてしまっていた。(ごめんなさい)現在は家にひっそりと飾っています。

 

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いざ、スペインへ(1)

 

2019年2月ついに私はスペイン行きのチケットを手にした。そう、スペインへの旅行だ。最大の目的はワンダ・メトロ・ポリターノでおこなわれるマドリードダービーだ。前日は長時間の飛行機に備えて徹夜でゲームに務めていた。当日、意気揚々と飛行機に乗り込み、座ると否や、シートベルトを締めて睡眠を開始。エコノミー席にしてはいい睡眠へ入ることができた。そして、3時間ぐらいが経過したときに機内食とともに起こされるのであった。友人に「いまどの辺か、わかる?」と聞いたら、「まだ、成田」と友人は答えた。まだ離陸していなったのだ。というのも東京には珍しい大雪の影響で飛行機の離陸ができない状況だった。機内食が運ばれてから、すぐに離陸できる状況になり、飛行機はロシア(トランジット先)へ。機内食を離陸前に出す必要はあったのだろうかという思いもあったが、とにかく離陸できてよかった。いま考えると、機内食分の重量が離陸に邪魔だったのだろう。飛行中はトランジットに間に合うだろうか、マドリードダービーは見れるのだろうかという不安でいっぱいだった。その後、順調に飛び続け、11時間+3時間の14時間をかけてロシアに到着した。時刻は深夜0時ぐらい。トランジットには間に合わなかった。翌日の7時に出発するマドリード行の飛行機のチケットを用意してもらえた。これでマドリードダービーには間に合う。遅延したことで、航空会社が食事券を用意してくれたのでバーガーキング食事を摂った。とにかくまずかった。そんなことはどうでもいい。おおよそ食べ終わったぐらいだろうか。サッカーでいうと88分ぐらいだ。友人が奇妙なことを言った。「試合の結果出てるで」。私は当然のように無視をした。当たり前だ。14時間も飛行機に乗っていて、疲れていたのだ。そんなくだらない冗談に付き合っている体力はなかった。しかし、友人はやめない。「試合終わってるで」とまたしても、言ってきた。さすがに、私は「疲れているんだ」という自分の気持ちを伝えようと思った。一応差し出されたスマホを見て見ると、そこには見る予定だったマドリードダービーの結果が出ていた。

 

???

 

14秒間の沈黙の後、答えは出た。飛行機を間違えて予約していたのだ。現実を受け入れるのに時間がかかった。というより、受け入れられなった。もう為す術もなく、航空会社に用意してもらったホテルへ行き、次の日の飛行機に備えて、就寝。

 

いざ、スペインへ(2)

 

翌日、起床しスペインへ向けて飛行機に乗り込む。一日たったことで少し気持ちは落ち着いていたし、現実を受け入れられるようになってきた。そして飛行機は遅れることなく、スペインに到着。お昼だったので、ハンバーガーショップへ(バーガーキングではない)食事を待っている間、何気無く右側に視線を移すと、大きなスクリーンで奇妙なポーズをしていたセルヒオ・ラモスが映った。(久々にセルヒオ・ラモスが出てきましたが、この回はセルヒオ・ラモスの回です。)見るはずだったマドリードダービーのレビュー番組を放送していたのだ。しかし、もう落ち込むことはなかった。ビールとハンバーガーを食べ終えると、サンティアゴ・ベルナベウへ向かった。

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サンティアゴ・ベルナベウ



 

セルヒオ・ラモス退団発表

スペイン旅行から2年が経ち、セルヒオ・ラモスが退団を発表した。私は退団会見を見ていないので具体的な中身や会長とセルヒオ・ラモスのやり取りに触れることはない。しかし、セルヒオ・ラモスが16年間でチャンピオンズリーグ3連覇をはじめとする数々のタイトルを獲得してきた記録が消えることはない。そして、マドリディスタだけでなく世界中のフットボールファンの記憶に”セルヒオ・ラモス”は残り続けるだろう。

 

 

おわりに

この文章を書いた次の日に、私が別人になった気持ちで読んでみた。全く意味が分からない文章だ。文章の基本構造である5W1Hがきれいに抜け落ちている。 昨日(when)、自分(who)が、家(where)で、書いたことまでは明確だ。何を(what)書きたいのか、どのように(how)、何のために(why)書きたかったのかは不明である。何度か読み返して、私は楽しめて読めており、自己満足は成立しているのでこの辺で終わりにさせていただきます。貴重なお時間を使い、読んでいただき、ありがとうございました。

それでは、次作「セルヒオ・ラモス レアル・マドリー帰還」でお会いしましょう。adios!!

 

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マドリードダービーチケットの印刷

 

20/21マンチェスター・シティ 選手振り返り(GK・DF)

どうも、わたなべです。
今回は20/21シーズンのマンチェスター・シティの選手について振り返っていきます。
まずはGK・DFです。

 

 

GK

エデルソン・モライス

チャンピオンズリーグ ドルトムント戦の疑惑の判定を除けば、ほぼパーフェクトなシーズンだっただろう。たまにあった、無理な飛び出しが減ってきたかなという印象。シーズンで最もクリーンシートが多かった選手に贈られるゴールデン・グローブ賞を2年連続受賞。あまりにもPKを外し続ける状況を見かねて、PKを蹴りに行くが、ベルナルド・シルバに止められ断念。

ジャック・ステッフェン

1年のローンを経て今シーズンからチームに合流したアメリカ人GK。主にカップ戦で出場し、カラバオ杯では優勝に貢献。普段からエデルソンを見ているからか、中距離のレンジのパスにも果敢に挑戦する。冬の間、ベンチでは一人だけ異様に寒そうにしていた。イングランドの冬の攻略が目下の課題だろう。

スコット・カーソン

ダービーからローンで加入した35歳。今シーズンも出番はないだろうと思っていたが、優勝が決まったこともあり、第35節で先発出場を果たす。データサイト『オプタ』によると、実にプレミアリーグでプレーするのは3645日ぶりで、これはプレミア史上最も長いギャップ期間だそう。今シーズンでダービーとの契約満了ということで、来シーズンもシティにいるかも。

DF

カイル・ウォーカー

おそらくシティで最もボールを止めたり、蹴ったりすることが苦手な選手。しかし、重要な試合ではウォーカーに依存せざるを得ない。とにかく早くて強い。あのムバッペであろうと走り負けない。シーズン途中はカンセロの覚醒もあり、スタメンが奪われつつあったが、重要な試合はウォーカーが任されることが多かった。快速を生かしたオーバーラップでは10回に9回、マフレズに無視されている。

 

ルベン・ディアス

近年、シティにポルトガル人選手が急増している。そう、全員の代理人はあのジョルジ・メンデスである。

そして、2020年9月にはまた新たにポルトガル人がやってきた。どんな選手だろうかと思っていたが、裏切られたときしんどいので過度な期待はしていなかった。しかし、いい意味で期待は裏切られることとなる。キャプテンシーを発揮し、コンパニ退団後、不安定だった最終ラインに平穏をもたらしてくれた。チャンピオンズリーグのファイナリストになれた要因としては、ディアスの加入が最も大きかっただろう。

相手FKの際、壁の下を抜かれないように寝そべっているジンチェンコの首を掴み位置を修正する。

ジョン・ストーンズ

昨シーズン、ラポルトが怪我で長期離脱している中、控えだったストーンズも離脱していた。今シーズンのマティブやジョー・ゴメスもそうだが、控えCBが肝心なときにいなくなるは現象は何なんだろうか。しかし、今シーズンは3歳年下の相棒、ルベン・ディアスのおかげで復活を遂げた。DFでの働きだけではなく、リーグでは4得点を記録し、シティにこれまでなかったセットプレーという武器までもたらしてくれた。

ナタン・アケ

加入前に計算できるセンターバックラポルトのみだった。(エリック・ガルシアバルサに行くとか行かないとか)本職のCBだけではなく、左SBも中盤もできると評判でサポーターの期待をほどほどに背負い加入。いざ、シーズンが始まると、ルベン・ディアスの加入、ストーンズの復活、左SBはカンセロの覚醒、ジンチェンコも安定しており、出番は想像以上に少なかった。本人もこんなはずではなかったかもしれない。試合に出れば、安定的なパフォーマンスを披露。戦術的な理解や連携が深まれば、より出場機会は増えるだろう。

アレクサンドロ・ジンチェンコ

ジンチェンコといえば、毎年、移籍の噂が絶えない選手。
2018年夏にシティとウルバーハンプトンでクラブ間の合意には至っていたものの、本人がメディカルを拒否してから3年。

今シーズン前も移籍の噂が飛び交っていた。
というのも、左SBはシティには多くの選手がいる。
昨シーズン途中から左SBでの出場を増やしたカンセロ、おそらく本職のメンディ、ボーンマスから加入したアケ。
このメンバーでのポジション争いは予想以上に過酷なものだった。

シーズン序盤は怪我もあり、年内のリーグ戦14試合で出場はわずか1試合。しかし、年明けから出場が急増する。ビルドアップでは安定感をもたらし、苦手だった守備も改善されていた。最終的にはリーグ戦20試合に出場し、リーグ最少失点にも貢献。チャンピオンズリーグでも準決勝1stlegの後半途中からカンセロに代わり出場すると、2ndleg、決勝でも先発出場。パリとの準決勝2ndlegでは、試合を決定づけた2点目のカウンターはジンチェンコが起点だった。

もうジンチェンコの移籍の噂を見ても心配することはないだろう。

アイメリック・ラポルト

昨シーズンのラポルトは右膝の軟骨と外側半月板の損傷により満足のいくシーズンではなかった。今シーズンこそはという気持ちがあっただろう。しかし、ルベン・ディアスの加入とストーンズの復活もあり、レギュラーを任されるほどにはならなかった。足元の技術は高いものの、対人とスピードで見劣りしてしまう。結局、CBは速さと強さだなということを再確認させてくれた。ポジティブな話題としては、シーズン終了後にスペイン国籍を取得しユーロ2020のスペイン代表招集された。

ベンジャミン・メンディ

2度の靭帯の怪我を経て左SBの控えに定着してしまっている。しかし、出場したら楽しそうにプレーをしているし、ベンチにいても楽しそうだ。アップをしていても楽しそう。本人が楽しそうならええじゃないか。

ジョアン・カンセロ

個人的にはルベン・ディアスの加入以上のサプライズ。
ピッチを文字通り縦横無尽にプレーしていた。
ビルドアップ時はレジスタとして、攻撃時はWGのような役割まで果たす。守備では、1試合ほとんど後手後手だったかと思うと、サラーを完封してみせたりする。どの役割においても「自分、ここが本職っす」みたいな顔して飄々(ひょうひょう)とプレーしている。

 

エリック・ガルシア

2017年夏にバルセロナから加入。そして、2021年夏にバルセロナへ帰る。バルセロナカンテラ育ちとだけあってビルドアップはめちゃくちゃ上手い。個人的には2020年夏にバルセロナに帰っていれば、この一年を無駄にせずに済んだかもしれない。来シーズン以降、バルセロナでアラウホとエリック・ガルシアのコンビでCBを見れるのではと密かに楽しみにしている。かつてのプジョルとピケを彷彿とさせてくれる組み合わせだ。新天地での検討を祈っています。マンチェスター・シティを後悔させてください。


MF・FW編はこちらから ↓↓

 

pl-terminal.hatenablog.com

 

20/21 プレミアリーグ振り返り (その2)

どうも、わたなべです。
シーズンも終わったので、1チームずつ振り返っていこうと思います。
今回は11~20位。

1~10位はこちら

 

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11位 アストン・ヴィラ 勝ち点55(16勝15敗7分) 

 シーズン序盤、ホームでリバプールを7-2で粉砕。起きて結果を見たときは疑うことなく、リバプールが7点取ったものだと思っていた。センターラインの安定がシーズンの安定に繋がっていただろう。GKのマルティネス、CBのコンサとミングス、CHのドゥグラス・ルイス、CFのワトキンスと粒ぞろい。グリーリッシュが離脱してから少し成績下がったが、昨シーズンの残留ギリギリの17位から飛躍的に成績を伸ばした。

 

MVP : グリーリッシュ

開幕前に2025年6月までの新契約を結んで望んだ今シーズン。グリーリッシュが出場しているかどうかで結果が大きく異なる。先発した試合は24試合13勝8敗3分、先発していない試合14試合3勝7敗4分と圧倒的な存在感を示した。

印象に残った選手:マルティネス

昨シーズン、アーセナルでレノの怪我以降、出場機会を増やして、FA杯優勝にも貢献。2020年夏に移籍金27億円で11年間在籍したアーセナルから加入。11年間でアーセナルでの出場はわずか15試合に対して、今シーズンは38試合全てに出場した。安定したセーブで後ろからチームを支え続けた。

 

12位 ニューカッスル 勝ち点45(12勝17敗9分) 

4年連続の残留に成功。一時期、降格圏に近づくこともあったが、のびのびとしたシーズンを過ごした。試合では緩く守って、前線で体の強い選手が個人でどうにかするというスタイルで一貫して戦い抜いた。

 

印象に残った選手:アラン・サン=マクシマン

 生粋のドリブラー。運べるところまでは運ぶ男。掴まれても、引っ張られても、足をかけられても決して止まることはない。かなり、無理をしながらプレーをしているように見えたが、見ている分にはかなり楽しませてもらった。

 

13位 ウルヴァーハンプトン 勝ち点45(12勝17敗9分)

18/19シーズンからプレミアリーグに復帰し、二年連続で7位と残留には無縁のチーム。しかし、今シーズンはラウール・ヒメネスの長期離脱などもあり、全体的に低調。シーズン終了後、ヌーノ監督が退団を発表。来シーズンはどのように盛り返してくるだろうか。

 

印象に残った選手: ファビオ・シウバ

2020年夏にポルトからクラブ最高額で獲得したポルトガルの逸材。ラウール・ヒメネスの離脱後は同じ役割を任されていたが、厳しい要求であった。ただ、左右に流れながらのボールの受け方やDF背後への抜け出しはポテンシャルの高さを感じられた。まだ、18歳なので、温かい目で見守っていこうと思う。

 

14位 クリスタル・パレス 勝ち点44(12勝18敗8分)

昨シーズンまでは低く構えてカウンターを狙うチームだったが、ボールを保持に挑戦したりと試行錯誤が見えた一年。その甲斐もあったのか、なかったのか、昨年と同様の14位でフィニッシュ。シーズン終了後、ロイ・ホジソン監督が退団を発表。今シーズンの試行錯誤は次期監督の手により、来シーズン以降に花開くかもしれない。

 

印象に残った選手:エベレチ・エゼ

初めて見たときはザハのような選手だと思っていたが、プレーは堅実で忠実。丁寧にボールを運びながら、よきタイミングでザハ様に預ける。守備時も無理な食いつきもなく、CHでもプレーできることを証明できた1年。

 

15位 サウサンプトン 勝ち点43(12勝19敗7分)

シーズン序盤は調子がよく、一時期は3位まで順位を伸ばしていた。しかし、疲れが見え始めたことや替えの選手が少なかったこともあり、徐々に順位を落とした。冬にローンで南野を獲得したが、大きな戦力アップには繋がらなかった。シーズン68失点はウェストブロムに次ぐ、ワースト2位だ。

 

印象に残った選手:チェ・アダムス

サウサンプトンで2年目となった今シーズンは36試合に出場し、2桁までは一歩届かなかったが、9得点を記録。身長は175㎝と大きくはないが、力強いドリブルを武器にチームの縦に速いサッカーを支えた。そして、3月にはスコットランド代表に初招集され、W杯予選、オーストリア戦で代表デビューを飾った。

 

16位 ブライトン 勝ち点41(9勝15敗14分)

ブライトンはポッター監督が就任して2年目のシーズン。1年目は華麗な秩序だったサッカーを披露した。今シーズンはポッター監督を先頭にブライトンは大きく飛躍するチームだと思っていた。しかし、華麗なサッカーはしていたが、とにかく点が入らない。ボールを運ぶことやチャンスメイクまで非常に巧みなだけに残念でならなかった。得点さえ入ればトップハーフにいても驚かなかっただろう。

 

印象に残った選手:ダン・バーン

 身長198㎝だから印象に残っているわけではない。身長を生かして、起点になることもある。しかし、身長に似合わず、意外と器用にボールを扱う。ワンツーなどで左サイドから内側に入ってくるというモダンなSBの役割をこなしていたりもする。

 

17位 バーンリー 勝ち点39(10勝19敗9分)

 今シーズンのバーンリーはバーンリーらしさ以外の一面を見せたバーンリーであった。読んでいて意味不明に思うかもしれない。バーンリーは基本的に低い位置でブロックを引いて、ボールを奪うと前線に長いボールをいれるチームであった。しかし、今シーズンは中盤のブラウンヒルやウェストウッド、マクニールを中心に短く繋ぎながらボールを運ぶ新たな一面も見ることができた。そして、前線のウッドとヴィドラの体の強さはプレミア屈指。

 

 

印象に残った選手:クリス・ウッド

強さは正義。ニュージーランド人として初めて、プレミアリーグハットトリックを達成。とにかく競り合いに強い。多少ラフにボールを入れても収めてくれる心強い存在。

 

18位 フラム 勝ち点28(5勝20敗13分)

 やっぱりプレミアリーグは厳しいなと思わせてくれたチームだった。パーカー監督の下、ポゼッション志向で主体的に戦っていたが、残念ながら残留とはならなかった。一部で残留を目指すならブロックを引いてカウンターを打つのが現実的だろう。目指したサッカーと一貫性には好感を持てたが、理想と現実は非情にもかけ離れていた。

 

印象に残った選手:アルフォンス・アレオラ

マドリーにもパリにも居場所がなくなってしまった、フランス人GK。ただ、実力はこんな下位にいるチームの選手ではない。とにかく止めまくっていた。新たなチームへ向けて、いいアピールができた1年だっただろう。

 

19位 ウェストブロム 勝ち点26(5勝22敗11分)

 CL覇者チェルシー相手にスタンフォードブリッジで2-5で勝利。マンチェスター・シティリバプール相手にアウェイで引き分けるなど時折、プレミアリーグを盛り上げるんだという強い気概は伝わってきた。だが、一年を通して、武器と呼べるものが見つかることはなかった。ブロックを引いても、引きすぎてゴールまで遠い。ボールを持つことは困難。一年でチャンピオンシップに帰ることとなってしまった。

 

印象に残った選手:ごめんなさい。

 

20位 シェフィールド・ユナイテッド 勝ち点23(7勝29敗2分)  

 昨シーズンの躍進は何処へ。とにかく点が入らない。思っている以上に入らない。チャンスも全然作れない。昨シーズンの躍進を見ていると楽しみなチームだったが、残念ながら降格。また、プレミアリーグで見れる日まで。

 

 印象に残った選手:デイビッド・マクゴードリック

 髭とスキンヘッドが特徴のアイルランド人。チーム最多の8得点をあげた。チーム総得点うち、実に40%をマクゴードリック1人であげた。

 

 

EURO2020フィンランドvsデンマーク視聴しました!

こんばんはKenです。
今日は、昨日視聴したEURO2020グループB第1節のデンマークvsフィンランドの試合についてお話します。

 

皆さんもご存じの通り、この試合ではデンマーク代表MFのクリスティアン・エリクセン選手が突然の心肺停止で昏倒し、病院に搬送されるという信じがたいアクシデントが起きてしまいました。。。


トッテナムサポーターの私からすると本当に他人ごとに感じられない出来事でした。

 

異変が起きたのは42分ごろ、接触プレーも前触れもなく普通にプレーしていたエリクセンが味方のスローインを受けた直後、突如倒れました。
明らかに不自然な倒れ方で、倒れた直後から周囲の選手やサポーターはただならない異変を察知していました。


主審のテイラーはすぐに医療班をピッチに入れ、懸命な救護活動が始まりました。
デンマークの選手たちは横たわったエリクセンを囲い、フィンランドの選手たちはベンチの周辺で祈るように状況を見守りました。

 

ホームデンマークのサポーター達は目の前で起きていることを受け入れられない様子。
さらにはエリクセンの妻サブリナさんも観客席からピッチに降りてきて、取り乱した様子でデンマーク代表の選手・スタッフになだめられていました。

 

昏倒から10分以上が経過したあと、エリクセン担架に乗せられ、白い布とチームメイト達に囲まれてカメラに映らないようにされながらピッチを後にしました。

私もこの時、Twitterで情報を収集しながらエリクセンの無事を祈っていたのですが、最悪の自体ばかりが想像され、涙が止まりませんでした。

 

しばらくして、現地の太筋の記者やUEFA公式からエリクセンが意識を取り戻したという情報が入り、私も正気を取り戻しました。
まだまだ予断を許さない状況であるとは思いますが、なんとか一命を取り留めたので本当に良かった。。。

 

このようなアクシデントが発生したので試合は中断されるかと思いきや、『両チームの選手からの要請により試合を再開する』とUEFAから発表がありました。
これには驚きましたが、後から聞いた話によると目を覚ましたエリクセン本人が試合の続行をチームメイトに依頼したようですね。。。

エリクセンの要望を受けて、両チームは試合再開を心に決めたようです。

 

私も心にダメージを負いましたが、現場の選手たち、さらにはエリクセン本人が望んだこの続行。心して視聴することにしました。

 

前半からデンマークのペースで進んでいたこの試合、後半も立ち上がりからデンマークが攻勢にでていました。MFホイビュアを中心としたインテンシティの高い守備から高い位置でボールを奪い、相手ハーフコートで試合を運んでいました。

ですが59分、ワンチャンスをものにしたのはフィンランド
左サイドからのクロスをデンマークCBの間で合わせたポーヤンパロのヘディングシュートがデンマーク守護神シュマイケルの手を弾き、ゴールに吸い込まれました。

ショッキングなアクシデントの直後のため、ゴールパフォーマンスはなく、笑顔なしの先制弾となりました。

 

リードを許したデンマークは母国サポーターのためにも、そして盟友エリクセンのためにもなんとかゴールを奪いたいが、フィンランド守護神ラデツキーが再三の好セーブでゴールを許さない。

そして73分、ペナルティーエリア内でデンマークFWポウルセンが倒されPKを獲得し、同点ゴールのチャンスを得るも、キッカーホイビュアのシュートは甘いコースに飛び、ラデツキーががっちりキャッチ。同点ならず。

 

その後もデンマークが猛攻を仕掛けるも、フィンランドが1点を守り切り勝利。
フィンランドはこの試合唯一のシュートが決勝点となり、初のEUROで歴史的な勝利をもぎ取りました。

 

敗れたデンマークではあったが、このショッキングな事件の後に素晴らしい試合を見せてくれた両チーム並びに、医療班、審判団には賛辞を送りたいと思います。

 

特にデンマーク代表キャプテンのシモン・ケアーはエリクセン昏倒直後に舌の誤飲をしていないか確認し、医療班を呼び寄せ、味方にエリクセンを囲うように指示をし、更にはGKシュマイケルとともにエリクセンの妻サブリナさんをなだめていました。

 

自分があの場に居合わせても、ただただパニックになることしかできないと思いますし、
迅速に、的確に対応したケアーには尊敬しかないです。
まさに代表チームのキャプテンという感じがしました。

 

何はともあれ、エリクセンの命に別状がなかったことが何より一番嬉しかった。
一説によると彼はもうフットボールをすることができないという話もあるようですが、
トッテナムの、インテルのマエストロはこんなところで終わるはずがないと思っています。
また元気な姿で彼がチームの司令塔として君臨する姿を1日でも早く見たいと思います!
信じて、祈って、待ちましょう。

 

そしてフィンランド代表は初のEUROでの勝利、本当におめでとうございます。
難しすぎる試合展開の中、唯一のシュートをゴールに結びつけ、5バックで守り切る姿、国を背負って戦うことの誇りや覚悟を感じました。
普段見ることができない国々を見ることができるのも、EUROの醍醐味の一つですね。

 

個人的なこの試合のマンオブザマッチデンマークのケアーとフィンランドのラデツキーの2人にあげたいと思います。

 

長くなりましたが、エリクセンの1日でも早い回復を願い、終わりとさせて頂きます。

Chris!Stay strong!I’m always with you...